高純度シリカを基材としたフォーティスC18カラムは、pH1〜12の広範囲で使用が可能です(図1.及び2.参照)。シンプルな化合物のスクリーニングから、複雑な代謝物の解析まで、フォーティスC18カラムは、最高のピーク形状と分離能を提供します(図3.及び4.参照)。そして使用できるpHが広範囲なので、移動相のpH制限(例<pH7)を受けずに、柔軟に選択ができますので、メソッド・デベロップメントが容易です。フォーティスC18樹脂のカーボン化率は17%で、樹脂表面積は380m2/gです。そして樹脂の孔径は100Åで、粒径は2.1µm、2.5µm、3µm、5µm、10µmを取り揃えています。
Columns: 150x4.6mm 3µm
Mobile Phase: 0.1% NH3 in 50% H2O
:
50% ACN
Flow: 1.0ml/min
Temp: 25ºC
Wavelength: 230nm
フォーティスC18樹脂が採用しているユニークなアルキル基の結合方法は、アルカリ移動相においても安定した使用が可能です。ここでは0.1%アンモニア(pH10.6)移動相で、90日間継続的に使用しましたが、カラム性能の劣化は見られませんでした(図5.参照)。
フォーティスC18樹脂が持っている広い樹脂表面積と、至適化されたC18リガンド密度は、樹脂の疎水性を高め、より強い保持力を持たせます(図6.参照)。そしてフォーティスC18樹脂は疎水性が高く保持力が強いので、サンプル溶出時の有機溶媒濃度が高くなり、MSでの高感度が得やすくなります。