従来のコア・シェル樹脂は使用pH範囲がpH2〜8でしたが、ユニークな表面グラフティング技術(SGT: Surface Grafting Technology)処理を施した、フォーティス スピード・コアpHプラスC18樹脂は、使用pH範囲がpH1〜12に大きく広がりました(図1.参照)。このことからアルカリ性移動相を使用することによって、pKa値が7〜9の塩基性化合物も、電荷をもたないニュートラルの状態で分析できます。他にもシリカ表面に残存する、シラノール基のインターラクションを排除しましたので、塩基性化合物なども、よりシャープにピークが得られます(図2.参照)。
図1. アルカリ移動相における安定性
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図2. 三環系抗うつ薬(Tricyclic Antidepressants)の分析例