PL Hi-Plex Applications-単糖/二糖

単分散粒径樹脂の採用による高理論段数と、低いカラム使用圧(図2.参照)

図2.は蜂蜜の分析を、PLハイプレックスCaカラムと他社のカラムで行った結果データです。この比較データからPLハイプレックスCaカラムですとカラム使用圧が半分で、グルコースのピークで計算した理論段数が6倍以上になります。

フルーツジュース分析(図3.参照)

PLハイプレックスCaカラムは、フルーツジュース中の糖を分析するのに、理想的なカラムです。
オレンジジュース、アップルジュース、トマトジュースの分析データを比較してみますと、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトールなどの含有量の違いがわかります。

表3. 各種PLハイプレックス カラムによる各種類の糖の保持時間一覧表

Saccharide

H

Ca

Pb

Adonitol
11.5(mins)
14.9(mins)
20.4(mins)
Arabinose
11.4
13.6
19.4

Erythritol

12.7
15.6
20.3

Fructose

10.6
13.5
19.3

Fucose

12.2
13.7
17.1

Galactose

10.7
12.2
15.6

Glucose

09.9
11.1
13.9

Glycerol

14.1
16.1
19.5

Lactose

08.6
09.7
12.8

Maltose

08.4
09.5
12.5

Maltotriose

07.7
08.7
11.9

Mannitol

11.0
17.3
28.9

Mannos

10.5
12.5
16.7

Raffinos

*8.2
08.6
11.4

Rhamnose

11.6
12.7
18.0

Sorbitol

11.1
20.7
N/A

Stachyose

07.4
08.2
10.8

Sucrose

*9.8
09.4
11.9
Xylose
10.6
12.0
15.0
(*印は部分的に加水分解しています。) 上記の保持時間は、以下の条件下で分析を行いました。
Columns: PL Hi-Plex,300x7.7mm
Ca@85C
Pb@80C
H@75C
 
Eluent: Water  
Flow Rate: 0.6ml/min  
Detector: RI  

表4. PLハイプレックスHカラムによる各種類の有機酸の保持時間一覧表

PLハイプレックスHカラムを
高温(例:55C)で使用しますと、
近接するピークなども分離できます。
右記の保持時間は、以下の条件下
で分析を行いました。
Organic Acid

H

Acetic acid 15.8(mins)
Citric acid 09.1

Formic acid

14.9
   

Fumaric acid

16.1
   

Lactic acid

13.8

Columns:

PL Hi-Plex H,300x7.7mm

Malic acid

10.6

Eluent:

0.005M H2SO4

Oxalic acid

07.2

Temp:

55C

Pyruvic acid

10.3

Flow Rate:

0.6ml/min

Succinic acid

13.0
Detector: UV,210nm Tartaric acid 09.6

ビールに含有されるアルコール量 (図4.参照)

ビールの味は含有される糖とアルコールの組み合わせで決まります。 PLハイプレックスPbカラムは単糖と多糖やアルコール類を分離することができます。甘口のビールは通常、単糖がより多く含有されており、時にはアルコールより多く含有されています。

チューイングガムの分析 (図5.参照)

シュガーレスガムは糖を含有しませんが、通常のガムはスクロースを含有します。これらのガムに加えて糖アルコールを含有するガムもあります。この糖アルコールは、ガムを甘くするのと同時に安定化剤としての役割も果たしています。

糖アルコールの分析(図6.参照)

糖アルコールは自然に果物、野菜、穀物などで発生します。 これらの適度な甘味はスクロースの代替甘味料として、特に糖尿病患者用食品やカロリーを控えたダイエット食品などに利用されています。

プレインチョコレートとミルクチョコレートの分析(図7.参照)

PLハイプレックスPbカラムを使用してプレインチョコレートとミルクチョコレートに含有されている糖を確認することができます。ここではどちらにもスクロースが主要糖成分として含有されていますが、ミルクチョコレートには牛乳中に存在するラクトースが含有されており、ダーク プレインチョコレートには一切含有されていません。

木材パルプ加水分解産物の分析 (図8.参照)

総ての植物素材において、木材の主成分はセルロースで、これにヘミセルロースとリグニンが加わります。 製紙等で必要とされるパルプを作るために、これらの高分子量ポリマーは、単糖に分解する必要があります。

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